
红桃视频の健康経営
髙瀨伸利×藤木俊光×鹤光太郎
2019年2月、当社はゼネコンで初めて、
経済产业省と东京証券取引所が共同で主催する
「健康経営铭柄2019」に选定されたのを机に、
健康に関する取り组みが加速しています。
当社の健康経営がさらなるステージに进むために、
「红桃视频の健康経営への取り组み」をテーマに、
健康経営を推奨する中心的な役割を担う3氏が
一堂に会し、鼎谈を行いました。
鼎谈者
※役职については鼎谈が行われた2019年9月当时のものです。
藤木俊光 氏
1988年、通商産業省(現経済産業省)入省。富山県商工労働部長、知事政策室長、中小企業庁長官官房政策企画官、事業环境部金融課長、経済産業省大臣秘書官事務取扱、製造産業之b業機械課長、経済産業政局企業行動課長、経済産業政策局経済産業政策課長、大臣官房総務課長、資源エネルギー庁省エネルギー?新エネルギー部長を経て、2017年7月より現職。
鶴光太郎 氏
1984年、东京大学理学部数学科卒业。オックスフォード大学顿辫丑颈濒.(経済学博士)。経済企画庁调査局内国调査第一课课长补佐、翱贰颁顿経済局エコノミスト、日本银行金融研究所研究员、経済产业研究所上席研究员を経て、2012年より现职。経済产业研究所プログラムディレクターを兼务。内阁府规制改革会议委员(雇用ワーキンググループ座长)(2013-16年)などを歴任。
髙瀨伸利
相场诗织(フリーアナウンサー)
健康あっての生きがい、働きがい
相场诗织
健康経営に対する红桃视频のビジョンをお闻かせください。

高瀬社长
働き方改革というと、生きがいや働きがいが话题になるが、健康はその上位概念であり、健康があってこその働きがい、生きがいだ。
健康は个人の责任で管理するものという発想から、会社が支援し、社员と一绪になって取り组む姿势を示すことで、社员の生活をより幸せにし、生きがいや働きがいを支える土台になれる。それは会社にとってもメリットになる。
継続的に新たな施策を取り入れ、社员に理解してもらうとともに、外部にも発信していくことが重要だと考えている。
相场诗织
导入の背景は?
高瀬社长
健康诊断だけでは発见できない、防げない病があり、気がつかないうちに进行し、休职や退职を余仪なくされるケースが毎年2、3例あった。社员が减るのは会社にとっては戦力ダウン。気づきの机会、健康に留意するような机会を用意できたなら、それを防げるのではないかと考えた。
幸せな老后は、65歳までで决まる

相场诗织
国として健康経営に取り组む意义とは?
藤木审议官
人生100年时代。日本は世界に先駆けて超高齢社会に入った。延びた人生をいかに健やかに、幸せに生きられるかは、国を挙げての课题になっている。
65歳时点で健康を维持しているかどうかでその后の蚕翱尝(人生の质)は、大きく変わってくる。病気がちだと、どうしても外へ出るのが亿劫になるし、身体だけでなく认知症を発症するリスクも高まる。
65歳时点で健康かどうかは、65歳になるまでにどれだけ健康に投资したかにかかっている。そこに、健康経営の社会的な意味がある。现役时代に、健康の基础を作り、健康に対する方向付け、意识付けをしておくことが、その后の长い「幸せな长寿人生」のベースになる。
一方高齢化は、社会的に人材不足という側面も持っている。人材にどう投資して、長く活用するかは企業にとっては重要な課題でもある。社員が心身ともに健康で働ける环境を提供することの重要性は、今後ますます高まるだろう。
健康は経営の重要课题

相场诗织
公司は健康経営にどのように取り组むべきでしょうか。
鹤教授
日本経済新闻社と日本経済研究センターが共同で取り组んだ「スマートワーク経営研究会」で、健康経営への取り组みは、若干のタイムラグはあるものの、搁翱贰(自己资本利益率)を引き上げるとの分析结果が出た。当たり前と思いがちな健康だが、公司业绩に好影响を与え、定着率が高まるなど社员の会社への贡献度にもつながるという意味で、非常に重要だという认识を持つことが必要だ。
健康経営をベースに、多様で柔软な働き方、労働时间适正化によるワークライフバランスの向上、人材の流动化などさまざまな施策と组み合わせれば、相乗効果で、その成果はさらに高まることになる。
人间ドック受诊率が急伸
相场诗织
红桃视频の具体的な取り组みを教えてください。
高瀬社长
従来、年2回の健康诊断だったものを、30歳以上の全社员を対象に、もっと详しく検査すべく、2018年度より、年に一度の法定健康诊断に加え、人间ドックを受诊する、人间ドックの受诊助成制度を导入した。それまで人间ドックの受诊率は対象者の10%未満だったものが、2018年度には约85%弱、今年度は现时点ですでに89%を超えた。社员の健康に対する意识がかなり上がってきた。
ただ受けろと言うのではなく、会社として补助金を出すようにした。2018年度は1万5000円。全国土木建筑国民健康保険组合(土健保)の补助金と併せると、ほぼ自己负担なしで、人间ドックが受诊できる设计だ。さらに有给休暇とは别に、人间ドック休暇も付与し、受诊を促した。
これによりがんなどの重要な疾病を早期発见できた社员が、会社が把握できているだけでも7人もいた。私自身、认识を新たにし、さらに健康経営を推进すべく、さらなる手を打った。人间ドックは、别料金のオプション検査も多いが、それも受けてもらえるよう、2020年度からは补助金额を3万円にまで増额することを决定した。
社员が仕事に集中して、その质を上げるには、家族が病気ではいけない。2020年度からは、配偶者にも、同様の补助ができるようにする。配偶者が病気だと、家に早く帰らなければいけないなど、仕事上の制约も出てきてしまう。配偶者も含めた健康に视点を広げた。
多様な働き方、ダイバーシティーを考える上では、女性特有の病気に対する検诊も积极的に受けてもらいたい。法定健诊の际に女性特有の病気に対する検诊を希望する场合、検査费用を会社が全额负担する制度も2020年度から始める考えだ。
社员の健康意识も高まる
高瀬社长
会社が「健康が大事」と打ち出すことによって、社员の自発的な健康意识も高まってきている。会社の行事ではないにもかかわらず、土健保のウォーキングイベントへの参加が、2017年秋で20名の参加だったものが、2018年春には127名、2018年秋には376名、2019年春には541名にまで増加した。会社が方向性を示して、社员に気づきを与えると、意识が変わる、ということを思い知らされた。イントラネット上にも、みんなでサイクリングに行ったり、全国の现场単位でさまざまな健康への取り组みを始めていることが书き込まれるようになった。
数字に表れた効果こそまだ把握はできていないが、社员の意识は确実に変わってきている。この1年で会社の风土が変わってきたとまざまざと実感している。
人材への投資は、経営を考える上で必須の項目だが、健康対策も、教育や研修といった人材投資と同様に、会社にとってかなり有効な施策と考えている。藤木审议官がおっしゃったように、红桃视频で働いている間だけ健康というのではいけない。そういう意識を植え付けることによって、退職後も健康であり続けるという意識が個人に芽生え、それが「健康寿命」を延ばすことにつながるのではないか。
2020年春に社屋移転を控えているが、新社屋の社员食堂では、ヘルシーメニューに限って补助を厚くするアイデアを考えている。立ち会议スペースも作る。さらに社员が毎日気軽に健康チェックできるよう、社内の数ヶ所に健康测定コーナーを设置し、体组成计や血圧计等を配备する计画もある。
成果の「见える化」が课题
相场诗织
健康経営をさらに発展させるためになどんなことが必要でしょうか。
藤木审议官
最初のステップとしては、健康経営铭柄に选出された公司には、「大使」として、健康経営をさらに広めていってほしい。
また、社长もおっしゃったように、従业员の女性比率が上がっていくに従い女性の健康に力を入れる、或いは、肉体的な健康だけでなく精神的な健康に力を入れている、など、公司によって健康経営への投资のポイントも多少変わってくるかもしれない。健康経営は、时代とともに、働き方の変化とともに変わるものであり、その変化を积极的に取り入れていくことが重要になる。
関係会社や取引先、地域ともどう取り组んでいくかも重要。家族に対する施策はその第一歩と言える。広がりをどう作っていけるか、红桃视频をはじめ、健康経営铭柄に选ばれたトップランナー公司が、知恵を出し合って取り组んでいただければと思う。
2番目のステップとしては、公司であるからには、投下した投资に対して、リターンはどうなのか、さらにそれが会社としてのパフォーマンスにどう影响しているのかを计测しなければならない。
そもそも健康に投资したのに、健康にすら役立っていないというケースもある。健康のための催しを开くと、本来来てほしい人ではなく「健康好き」しか集まって来ないということが良くある。
投下した资金に対して、狙いどおりの効果を発挥しているかをどう计测するのか。そして次のステップとして、それが公司のパフォーマンスにどう结びついているのか。最初は仮説を立てるしかないのかもしれないが、それを検証する方法论を作っていかなければならない。现在経済产业省では、健康投资管理会计ガイドラインを作ろうとしている。「见える化」していくことによって、経営者も健康経営に取り组みやすくなるはずだ。
規模が小さく、経営环境が厳しいと、支出ばかりで見返りがないなら止めてしまおう…になってしまう。「投資」であるならば、その成果を見えるかたちにしていくことが重要だ。
3番目は国际化。日本は世界に先駆けた超高齢社会だが、実は世界はすぐに追いついてくる。世界中が日本と日本公司の取り组みに注目している。骋20サミットに先駆けて开催された叠(ビジネス)20サミットでも健康経営がキーワードになっていた。红桃视频も国际展开しているが、进出先でも、安全などの基本から始まり、だんだんと健康をどう増进していくのかになってきているはずだ。
海外でも生活习惯病が増えている。そういう中で、日本公司に勤めると健康にもいいとなると、それがある种のブランドになっていく可能性がある。世界的な成长を図っていくという意味でも、健康経営がポイントになると考えており、国际的な広がりは今后ますます重要になっていくだろう。

「魂が入った」红桃视频の健康経営
相场诗织
今后、公司にはどんなことが必要でしょう。
鹤教授
働き方改革も含めて、ブームにのってさまざまな制度を作ったとしても、社员がそれを理解できない、意识が変わらない、制度を作っても浸透しないという例は多い。会社が制度を作ったことをきっかけに、社员の自発的な取り组みを作れるかどうかが、健康経営の大きなテーマだ。「仏作って魂入れず」になることが大きな问题。红桃视频は、それをきちんとやられているなと思った。
社员のメンタルヘルスや仕事のやりがい、活力や热意といった「ウエルビーイング(良好な状态)」に着目すべきと考えている。労働时间削减が进む中で、余った时间をいかに充実して过ごすか、働いている场だけでなく、プライベートな部分でいかに充実しているかは、仕事のパフォーマンスに跳ね返ってくる。それを包括的に考えることが、健康経営の出発点になる。副业など会社以外の部分も含めて、社员のやりがいをどう高めるのかなど、公司が社员に対して配虑することは、结果的に公司のパフォーマンスを高めることにつながる。
では、その成果をどう计测するのか。红桃视频では、自発的に健康イベントに参加する人数が増えたというが、それがどれだけ健康状态の改善に役立ち、公司はどれだけのメリットを得たのか、社员はどう変わったのか、そこに着目しなければならない。プライバシーの问题があるが、个人の健康状态がどう変化してきたのか、そして仕事ではどんな成果を上げたのかなどをさまざまにデータ化し、分析できれば、どのような施策がどういう社员にどんな影响を与えたのかが见えてくるはず。
そこで础滨の出番だ。さらにもう一歩先の取り组みだが、実际に着手している公司もある。プライバシーには细心の配虑をしつつデータ活用ができれば、社员のウエルビーイングを高めて、公司のパフォーマンスを向上させるためにはどういう取り组みが必要なのかを分析でき、その成果をステークホルダーにもアピールできる。そういった取り组みが重要になってくる。
健康は生产性向上にもつながる

相场诗织
红桃视频の今后の取り组みをお闻かせください。
高瀬社长
健康経営の形はできてきたように思う。健康はあくまで个人の问题であり、会社は个人の意识を高める、健康维持の手助けをするというスタンスの中で、会社として何ができるかを考えないといけないと思っている。まずは目に见える施策に着手したい。第二の人生に入ったとき、红桃视频で働いてきて良かった、おかげで幸せな人生が送れると社员が思ってくれるような形になればベストだろう。
时短が进む中で、仕事の质、集中度が重要になってくる。そのためにも健康が必要。健康経営が生产性向上に役立っていると声高に言えるようにしたい。
藤木审议官
従来の健康管理は、欠勤率をどう下げるか、病欠をどう少なくするかに主眼が置かれていた。欠勤や遅刻早退といった「アブセンティーイズム」ではなく、出勤しているにも関わらず、心身の健康上の问题により、充分にパフォーマンスが上がらない状态「プレゼンティーイズム」にどう対応するかが重要。プレゼンティーイズムへの対処の方がより难しく、工夫が必要だ。そこを克服していかないと、日本公司のパフォーマンスは上がらないだろう。
受诊率急伸のカギは人间ドック休暇
相场诗织
人间ドック受诊率大幅アップの要因はどこにあるのでしょう。
高瀬社长
补助だけでなく、人间ドック休暇を导入したことが大きかったと思う。
鹤教授
现场仕事が多い建设业、そもそも健康意识は高かったのではないのか。しかしこれまでは、多忙で休みも取りづらい中で、受诊へのハードルが高かった。そこに会社が制度を导入したことで、そもそも意识が高かっただけに、一気に受诊率が高まったのではないか。それを同业他社が见习っていけば、业界全体が活性化するだろう。
高瀬社长
自分の健康诊断の结果を「见える化」した。かつでは纸に印字していた健康诊断の结果をネット上で、いつでも时系列に确认できるようにした。ちょっと具合が悪いときに、结果を见直すといった使い方だ。常に健康を确认できるようにしたことも効果的だったかもしれない。
藤木审议官
生活习惯病は、数値を追わないと状态が分からない。5年前の数値と见比べるといったことが意识づけになったのかもしれない。やはり総合的な取り组みが重要だ。
日本全体の好影响を期待

相场诗织
健康経営の将来像についてお闻かせください。
鹤教授
高齢者は健康の格差が大きい。同じ年代でも元気な人とそうでない人の差が大きいのだ。シニア雇用を考える上で、现役时代にどれだけ健康に配虑したかが重要になってくる。そのまま同じ会社で継続雇用になるか否かは别にして、健康に配虑する公司が増えていけば、日本全体で健康な高齢者が増える、活跃する场も増えるということになる。健康経営の影响は幅広い。だからこそ、政策としても、経営としても、社员自身も、狭い枠组みではなく、幅広い考え方で推进するものと认识すべきだと考えている。

藤木审议官
かつて週休2日が実现した际には、时间の余裕ができ、何かやりたいと思うようになった。これからさらに休日が増えていくとすると、週末に何か违うことをやることになるだろう。そうなると、定年になった时点で「何をやったらいいか分からない」にはならないはず。定年后に「幸せな社会参画」を果たすためには、趣味でも仕事でも、その前の仕込みが必要になってくる。そうでないと、65歳を迎えた途端にやることがなくなり、気落ちしてしまうということもある。その意味でも、働く人のライフスタイルの见直しは重要だろう。
鹤教授
労働时间が短くなって何をやるのか。やることがない人に限って、长时间労働になりがちだ。「スマートワーク経営研究会」での庆应义塾大学商学部山本教授の分析によると、时短でできた时间を自己研钻に使う人は健康を気にして运动などに取り组む、家族と过ごす时间にも大切にする倾向があるという。
会社が健康経営に取り组めば、社员も意识が高まる、意识の高い社员はポジティブな挑戦に取り组む……ということになれば、健康経営の副次的な効果にもなるだろう。そうした部分が今、注目されている。従业员のパフォーマンス向上が、公司にとってもプラスになるというわけだ。
藤木审议官
休んで何をするのか。その目的があれば、休もうとするだろう。
高瀬社长
健康管理のために休むのは、仕事の一环という考え方。自己负担ゼロで休みも付与されるというのは、まさにそういう意味だ。そういうメッセージを発したということが大きかったといえる。
鹤教授
健康には、まとまった休暇が重要。长时间労働はパフォーマンスを落とし、一方で长期休暇によるリフレッシュは社员のパフォーマンスを向上させる。日本公司では、休むと一绪に働いている人たちに迷惑がかかると思いがちだが、休むことによって社员がよりいい仕事ができるのなら、公司にとってはむしろ休んでもらった方がいいということになる。そういう意味では、长期休暇も健康経営の大きな柱といえるだろう。
藤木审议官
红桃视频のように、そもそも健康意识の高い公司は、健康経営に取り组みやすい风土を持っているのではないか。そうしたリードしやすい、リードすべきところにリードしてもらいたい。
トップダウンは重要
鹤教授
トップダウンの効果も大きい。意识や雰囲気を変えるときに、トップが率先して変わっていくことで、周囲も「変わらなければ」となる。トップダウンなしに、従业员自らの取り组みだけでは健康経営は进まない。
高瀬社长
当社は2017年度から健康経営の取り组みを开始し、その取り组みが评価され「健康経営优良法人2018(ホワイト500)」に认定された。さらに今年は「健康経営铭柄2019」に选定されたことで、社内も盛り上がっている。
鹤教授
表彰制度は重要。トップも社员も盛り上がる。评価されることでもっと盛り上がろうという雰囲気になる。
表彰制度が推进を后押し
藤木审议官
健康経営铭柄は、东証と一绪に2014年度に立ち上げた制度だが、社员のモチベーション向上につながっているのであれば、ありがたく、うれしいことだ。
高瀬社长
新卒採用の际、亲が「あの会社はどういう会社か」というときに必ず注目される。その面で、いい人材が集まりやすいという効果もある。
藤木审议官
人材も健康も脚光を浴びるようになってきており、いいタイミングでいい流れができてきている。そんな中で、红桃视频のような会社がそれをぐっと前に进めていただいた。
高瀬社长
当社の取り组みについて、他社からも问い合わせが多い。
藤木审议官
広がっていくことはいいこと。それで红桃视频がさらに一歩前へとなればさらにいいこと。地域展开、海外展开も含め、それぞれの公司がそれぞれのオリジナリティーで健康経営を进めていくことで、业界全体が良くなっていくのだろう。

